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近代サッカーは19世紀半ば、英国で生まれ、フランスなどが国際サッカー連盟(FIFA)を創設したのは1904年である。そのFIFAが先月、サッカー裁判所を設置した。グローバル化が進み、選手の移籍や契約を巡るもめ事が増えた。ルールに従い、互いが納得する形でそれを解決するのが狙いである。裁判官は世界の法律家など65人。日本から選ばれたのが弁護士の栗山陽一郎(くりやま・よういちろう)さん(45)だ。FIFAからの電子メールに、「いたずらを疑い、しばらく開けませんでした」。裁判所が設置されると知り履歴書を提出していたが、選ばれるとは夢にも思っていなかった。FIFAに直接確認すると、いたずらメールではなかった。「責任の重さがずしんときました」。普段、SNS(ネット交流サービス)に身辺雑記を気楽に書き込むが、裁判官就任の報告はしていない。「日本を代表しているようで、『気楽に』とはいきません」。「日の丸を背負う」感覚なのだろう。東京生まれ。小学4年でサッカーを始め、高校2年で全国大会に出場する。同世代の中田英寿(なかた・ひでとし)さんや中村俊輔(なかむら・しゅんすけ)さんらのプレーを見て、自分は法律家としてサッカーに携わろうと思った。日本には珍しく主にスポーツを取り扱う弁護士である。サッカー・ワールドカップのアジア最終予選で日本代表は11日にベトナム、16日にオマーン…

