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「ワクチンにはマイクロチップが仕込まれ、5G通信で操作される」「ワクチンは人口を減らすために5年後に死をもたらす生物兵器だ」――欧米で流布されてきた新型コロナワクチンをめぐる陰謀論である。陰謀論者が黒幕呼ばわりするのはマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏や、米国の感染症対策の権威、ファウチ博士らだ。ある調査では米国人の14人に1人は、ワクチンに追跡用チップが仕込まれているという話を信じているという。これを笑い飛ばすだけですまないのは、こんな荒唐無稽な話でも人々がワクチンに抱く不安と共鳴する部分があるからだ。ワクチンから正体不明の異物が見つかれば、まさかチップとは思わずともその安全性への不安はふくれ上がる。国内各地で発見が相次いだモデルナ製ワクチンの異物混入である。政府はスペインで生産された3種のロット番号の製品の使用を一時停止した。異物は粒子状の金属片とみられるが、該当の製品はすでに50万人以上に接種されていた。うち30代の男性2人が接種3日後に亡くなっているが、ワクチン接種との因果関係は分かっていない。さらに沖縄や群馬ではロット番号の異なる製品でも今までとは違う異物が見つかっている。疑心暗鬼を呼ぶ混入発覚の連続である。異物の分析や混入の経緯、健康への影響などについては近く公表されようが、徹底的な情報公開が求められる。どんな陰謀論もつけ込む余地のない透明性こそが、ワクチンへの信頼を

